染色の覚え書き
赤松の板の板を使って小さなテーブルを四台作らせて頂いた。
モデルになるテーブルがあり、できるだけそのイメージに近づけて作ることに努めた。
色々と試行錯誤したのが「塗装」。
ペンキやステインでは出ないような色を出すのに、どんなものを使えばいいか悩んでしまった。
そうして、使用したのは、竹酢液に鉄くぎを漬けた「竹酢酸鉄」と柿渋。
まず、板を#60・#120・#240とサンディング。
竹酢酸鉄を塗装。塗った直後にミドリかかった色に変色した。
これは、酸化した鉄と木の科学反応でこうした色になるんだそう。
完全に乾いたあと、原液の柿渋を塗装。
木の素地と竹酢酸鉄が反応して、一気に紫色になり、その後黒みがかかってくる。
(柿渋は紫外線でさらに変色する。)
木に色を塗る「塗装」というより、木の表面の細胞を「染める」といった感じ。
染色に近い感覚。
この配合と手順で、杉を塗ってみたけれど、紫色で全然違う色になった。
染色は奥が深い。
塗装したら、仕上げにラッペンワックス(みつろうワックスのようなもの)を2度塗り。
いいツヤがでてくれた。
塗装は奥が深い。難しい。でも面白い!
まだまだ学ぶ所は多いけれど、依頼主の方は、完成したものをとても喜んでくれた。
テーブルを使って貰えるのは、何よりも嬉しい。ありがたい。
左から「素地」「竹酢酸鉄(角材)」「柿渋」
モデルになるテーブルがあり、できるだけそのイメージに近づけて作ることに努めた。
色々と試行錯誤したのが「塗装」。
ペンキやステインでは出ないような色を出すのに、どんなものを使えばいいか悩んでしまった。
そうして、使用したのは、竹酢液に鉄くぎを漬けた「竹酢酸鉄」と柿渋。
まず、板を#60・#120・#240とサンディング。
竹酢酸鉄を塗装。塗った直後にミドリかかった色に変色した。
これは、酸化した鉄と木の科学反応でこうした色になるんだそう。
完全に乾いたあと、原液の柿渋を塗装。
木の素地と竹酢酸鉄が反応して、一気に紫色になり、その後黒みがかかってくる。
(柿渋は紫外線でさらに変色する。)
木に色を塗る「塗装」というより、木の表面の細胞を「染める」といった感じ。
染色に近い感覚。
この配合と手順で、杉を塗ってみたけれど、紫色で全然違う色になった。
染色は奥が深い。
塗装したら、仕上げにラッペンワックス(みつろうワックスのようなもの)を2度塗り。
いいツヤがでてくれた。
塗装は奥が深い。難しい。でも面白い!
まだまだ学ぶ所は多いけれど、依頼主の方は、完成したものをとても喜んでくれた。
テーブルを使って貰えるのは、何よりも嬉しい。ありがたい。
左から「素地」「竹酢酸鉄(角材)」「柿渋」
by tuna_life
| 2010-12-04 00:40
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