ツナ日記-Toshi's Diary-

<   2008年 09月 ( 1 )   > この月の画像一覧




近況報告 08初秋

検索エンジンで「メケメケ食堂」と(近況報告08夏を参照)検索するとツナ日記が出てくるらしい。お店にお客さんも沢山来ているみたいで、お店作りに関わった自分にとっては、自分のことのように嬉しい。
 初秋を迎え、涼しくなった伊那谷からの近況報告です。

もくじ
1) 大工
2) 子ブタ
3) 子供達
4) 米
5) まとめられないまとめ

1)大工
f0111786_21412948.jpg

4寸×7寸の杉の角材を刻む。

 毎日まいにち、朝から晩まで、追っかけ大栓(完成写真は近況報告08夏参照)を作っている。この作業を始めて3週間以上が経った。だんだんと頭でなく体で仕事を覚えてきたように思うが、出来映えはまだまだ。同じ作業を繰り返す中で、無駄な動きや思考を止めて 一つ一つの作業をシンプルにこなしてゆく。体との対話の中で、技術を磨いてゆく作業は本当に深い。僕の文章力では表現できない。ただただ、眼に前の仕事をやるしかない、といった感じの毎日。
f0111786_2141536.jpg

 全身全霊で木と向き合い、ヘトヘトで帰宅。
木屑だらけでフラフラで、風呂も飯も食べないで寝てしまうこともたまにある。
なんだか懐かしい感覚だなあと思って昔を振り返ってみたら、自分の父親と全く同じということに気がついた。
 大工をしている父も、木屑だらけで帰ってきて、「風呂、飯、寝る。」毎日クタクタになっていた。まだ小さい頃、一緒にお風呂に入った時に、父から木の匂いがしたことを、ふと思い出した。いつの間にか、父の背中を見て育っていたのだと、妙に納得。世代を超えて、大工という仕事をしていることが、なんだか嬉しい。

2)子ブタ
f0111786_21422023.jpg

 大鹿村で牧場をやっている友人のKさんがブタを飼い始めた。4匹いる子ブタ達はどこか愛嬌があって、表情豊かで、近づくとやたらに人懐っこく噛んでくる。動物好きな人の心を、一瞬でトキメかせるカワイイ奴ら。
f0111786_21423811.jpg

 「この子達の太モモを狙ってるの。」と、ブヒブヒと大騒ぎしている子豚達を世話をしながらKさんが話してくれた。
ちなみに、このクルンと丸まった尻尾にキレイな肛門は、健康の証なんだそう。尻尾が垂れていると元気が無くて、肛門が汚れていたら下痢をしているのだそうだ。
「愛情をかけただけ、お肉は美味しくなってくれる」とAさん。豚肉を出荷したり生ハムを作るために、半年間心を込めて育てるという。
 カワイイ豚達も、半年後には屠殺されて豚肉になる。「屠殺」それは人間が肉を食べる上で当たり前のこと。しかし、普段の普通の家庭の生活からは、とても遠い存在になってしまっている。大人も子供も、屠殺の様子を見たら何を思うのだろうか。

ここでちょっと脱線。世界の屠殺劇場!
f0111786_21425818.jpg

パキスタンでの山羊の屠殺。実際に山羊の足を抑えて解体した。(06年1月1日)
f0111786_21431139.jpg

世界一新鮮な鶏肉屋(パキスタン/クエッタにて)(06年1月26日)
f0111786_21435158.jpg

同じく世界一新鮮な山羊肉屋(インド/コルカタにて)(05年10月1日)
(↑詳しくは、旅日記を見て下さい)

写真や文で、屠殺という作業の「命の重み」を伝えることなんて出来ないけれど…
ごはんの前の「いただきます」
ごはんの後の「ごちそうさまでした」
ただの言葉ではなく、命を頂くという行為を、食べ物への感謝を、もっとリアルに感じれたらいいなと思う。

子ブタの成長が楽しみ、そしてそのお肉を頂くことも。

3)こども
f0111786_2144338.jpg

 小学生はウンコが大好きである!
ウンコって言ってるだけで小学生(特に男子)はゲラゲラ笑っている。
f0111786_2145174.jpg

 「ツナがウンコの神様になった」と大はしゃぎ。泥遊びをしていた子供達は、いつの間にかウンコ作りに熱中。土の中に埋められた僕の体に「お供え物」として捧げてくれた。
f0111786_21451955.jpg

 今回のきちきちバンバン山賊隊は、夏に作った泥池に、刻んだ藁を入れた。粘土質の土に、藁を混ぜて数ヶ月発酵させることで、粘土質の土がネバネバになって、粘りのある良質の土壁の材料になる。この日混ぜた泥は、来年まで寝かされる。小さい子供程、泥に体する「汚い」という先入観が無い。4歳くらいの子供が、いつの間にか全身ドロドロになっていた。はたまた「二度と泥遊びはしたくない!」と嫌がる子もいたり十人十色。大人達もドロドロになり、「泥浴」を楽しんでいた。
 ただただ泥と遊んで時間を過ごす。ただ遊びたいから、勝手にその場で遊びをつくる。いつの間には、みんな楽しい時間を過ごし、土壁も出来上がる。遊びのなかから、色々なものや思い出ができてゆく。当たり前の事だけど、そんな時間を大切にしてゆきたいなと思った。

4)米
f0111786_21471345.jpg

 稗(ひえ)というイネ科の雑草があり、これを今の時期にほおっておくと、その種が田んぼにバラまかれて、来年の米作りにかなり大きなダメージがあるそうで、ヒエの一斉除草をした。大きなビクを背負って、ビク10杯程のヒエをとった。米の出来は順調で、田んぼにいるだけで幸せな気分を貰える。
 朝露に濡れた田んぼに入ると、カエルが稲の先まで登ってきて、暖かい太陽を浴びて、自分の体温を上げている。朝のカエルの動きはどこかニブい。秋の夜の冷え込みは、変温動物には厳しいのかもしれない。
f0111786_21454983.jpg

f0111786_214684.jpg

 田んぼの隣では、大根の芽が出始めた。季節はすっかり初秋になっている。
f0111786_21461888.jpg


5)まとめ
ひたすら追っかけ大栓を作っていた夏が終わり、なおも追っかけ大栓をつくる秋が始まりました。最近は「しっぱさみ継ぎ」という追っかけ大栓の応用のようなものも刻んだり、悪銭苦闘しながら修行してます。
 夏の忙しさに区切りをつける暇無く秋に突入。忙しいながらも、回りには仲間がいて、田畑があって、仕事もあって、精神的にも安定した生活をおくることができている。満たされているこの時間を、感謝の気持ちを込めて過ごしたい。
次回の更新は、米の収穫をお伝えしたいと思っています。お楽しみに。
[PR]



by tuna_life | 2008-09-10 21:53 | 日常

日々の近況報告と備忘録です。
by tuna_life
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

お知らせ!

4月に中川村に引っ越します。渡場の信号から、走って5秒の家です!

お気に入りブログ

最新のトラックバック

ライフログ

検索

ファン

ブログジャンル

画像一覧