ムコーバに社会科見学
『放置自転車を整備して、途上国の医療ボランティアに配布。』
この支援プログラムは、(財)ジョイセフ中心となり1988年より、年間約3000台の自転車を途上国に送っている。
簡単にこの活動の仕組みを話したい。
ジョイセフと地方自治体が中心となって運営されている「ムコーバ(注1)」という団体が中心となって活動をしている。ここが、豊島区や渋谷区など都会の地方自治体が回収した放置自転車を、シルバー人材センターや知的障害者の地域作業所の方々の手によってピカピカに修繕&分解されコンテナに積み込まれて、アジア・アフリカ・南米…世界中の港に運ばれてゆく。
さらにさらに・・・。
コンテナは、港で船からトラックに乗り変わり、支援先の医療ボランティア(助産婦・看護士・薬剤師・…etc)のもとに届けられる。(受け取りの様子を写真でみたけれど、彼女/彼らの姿の嬉しそうな姿ったら:-)!
そうして配布された自転車は、バス代が払えない貧しい人々や、車の通れない山道に住んでいる人々や、病院に行きたくても行けない人々のために医療ボランティアが走り、多くの命を救う足となっている。日本では放置自転車としてゴミだったのに、現地では「鉄の馬」「救急車」と呼ばれとても大切に使われている。
この活動をユーラシア大陸横断前から知っていて、キャンパーズヴィレッジ自然学校で募金活動を広めていた。総額で17万円以上の募金が集まった。
自分自身、責任とやりがいを感じ募金を皆に呼びかけていたけれど…、あるときこう気付いた。
「俺、本でしか再生自転車のこと知らないじゃん。」
実体験が何も無いくせに、募金を集めていた自分が、どうしようもなく無知で情けなくなった。
そして、帰国したらもっと再生自転車のことを知ろうと思った。
ということで、日本での実際の活動を見学させてもらうことにした。
なにはともあれ、百聞は一見にしかず…。
修繕&整備された自転車を、分解してコンテナに詰める作業をしている「(有)サンライト」の倉庫に行ってきた。
新品と思える程ピカピカの再生自転車を、カゴ・ペダル・サドル・シートポストまで…、こまかく分解していた。
一台一台丁寧に、分解した部品に番号をつけてテキパキと作業をしていた。
そうして、200台の自転車が一台のコンテナに詰め込まれ、僅かに残るスキマには予備タイヤや整備用品、それに全国から寄付された古ランドセルや学用品を詰めてゆくという。
倉庫内でテキパキと作業していた。
ハンドルもばらばらにして番号が付けられる。
このランドセルはアフガニスタンへ。
ゴミになりかけてた自転車を、皆で協力して愛情をいっぱいに受けて、ピカピカに生まれ変わって、それがまた途上国で大切に使われる。そう思うと関心と同時に、日本の消費社会の馬鹿さ加減にはうんざりさせられた。いくらムコーバの活動が素晴らしくても、この放置自転車の問題は使い捨て主義の愚の骨頂だ・・これが現代日本の国民性そのもの。
未来への希望と課題を考えながら、調和のとれた世界をつくるために、自分に出来ることがどれだけあるか?ムコーバの活動をライフワークとして、末長く付き合って行きたい。支援の過程と途上国での実際を見るのが、次の旅になりそうです。
詳しくはジョイセフのHP、こちらから。
注1・・Mccoba…Municipal Coordinating Committee For Oversea Bicycle Assistance
この支援プログラムは、(財)ジョイセフ中心となり1988年より、年間約3000台の自転車を途上国に送っている。
簡単にこの活動の仕組みを話したい。
ジョイセフと地方自治体が中心となって運営されている「ムコーバ(注1)」という団体が中心となって活動をしている。ここが、豊島区や渋谷区など都会の地方自治体が回収した放置自転車を、シルバー人材センターや知的障害者の地域作業所の方々の手によってピカピカに修繕&分解されコンテナに積み込まれて、アジア・アフリカ・南米…世界中の港に運ばれてゆく。
さらにさらに・・・。
コンテナは、港で船からトラックに乗り変わり、支援先の医療ボランティア(助産婦・看護士・薬剤師・…etc)のもとに届けられる。(受け取りの様子を写真でみたけれど、彼女/彼らの姿の嬉しそうな姿ったら:-)!
そうして配布された自転車は、バス代が払えない貧しい人々や、車の通れない山道に住んでいる人々や、病院に行きたくても行けない人々のために医療ボランティアが走り、多くの命を救う足となっている。日本では放置自転車としてゴミだったのに、現地では「鉄の馬」「救急車」と呼ばれとても大切に使われている。
この活動をユーラシア大陸横断前から知っていて、キャンパーズヴィレッジ自然学校で募金活動を広めていた。総額で17万円以上の募金が集まった。
自分自身、責任とやりがいを感じ募金を皆に呼びかけていたけれど…、あるときこう気付いた。
「俺、本でしか再生自転車のこと知らないじゃん。」
実体験が何も無いくせに、募金を集めていた自分が、どうしようもなく無知で情けなくなった。
そして、帰国したらもっと再生自転車のことを知ろうと思った。
ということで、日本での実際の活動を見学させてもらうことにした。
なにはともあれ、百聞は一見にしかず…。
修繕&整備された自転車を、分解してコンテナに詰める作業をしている「(有)サンライト」の倉庫に行ってきた。
新品と思える程ピカピカの再生自転車を、カゴ・ペダル・サドル・シートポストまで…、こまかく分解していた。
一台一台丁寧に、分解した部品に番号をつけてテキパキと作業をしていた。
そうして、200台の自転車が一台のコンテナに詰め込まれ、僅かに残るスキマには予備タイヤや整備用品、それに全国から寄付された古ランドセルや学用品を詰めてゆくという。
倉庫内でテキパキと作業していた。
ハンドルもばらばらにして番号が付けられる。
このランドセルはアフガニスタンへ。
ゴミになりかけてた自転車を、皆で協力して愛情をいっぱいに受けて、ピカピカに生まれ変わって、それがまた途上国で大切に使われる。そう思うと関心と同時に、日本の消費社会の馬鹿さ加減にはうんざりさせられた。いくらムコーバの活動が素晴らしくても、この放置自転車の問題は使い捨て主義の愚の骨頂だ・・これが現代日本の国民性そのもの。
未来への希望と課題を考えながら、調和のとれた世界をつくるために、自分に出来ることがどれだけあるか?ムコーバの活動をライフワークとして、末長く付き合って行きたい。支援の過程と途上国での実際を見るのが、次の旅になりそうです。
詳しくはジョイセフのHP、こちらから。
注1・・Mccoba…Municipal Coordinating Committee For Oversea Bicycle Assistance
by tuna_life
| 2006-11-13 18:18
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お知らせ!
4月に中川村に引っ越します。渡場の信号から、走って5秒の家です!
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